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5.食い止まりの予防・判断・対応策
食い止まりは、多くの生産者が日々気にしている課題です。以下が対応の実態です。
(1)食い止まりの判断方法(割合の多い順)
ア.飼槽残餌量が多い
イ.眼球が突出している
ウ.給餌時の飼槽への寄り付きが悪い
エ.瞳孔が開き、収縮が遅い、あるいは収縮しない(ビタミンA欠)
オ.足が腫れている
カ.肩口にフケが溜まる
キ.動きが緩慢になる
(2)予防(割合の多い順)
ア.前期に粗飼料を充分食べさせる
イ.後半で牛に無理させない
ウ.前半の配合量は無理しない
エ.若い小さ目の素牛を導入して腹づくり
オ.前期に粗飼料を多回給与
カ.子牛育成期に粗飼料を充分食べさせる(一貫肥育)
キ.前半に粗挽きのふすまを混ぜて食べさせる
ク.肥育中盤以降整腸剤(ビオスリー)毎日
ケ.水を飲みやすいように給水器を常にメンテナンスしている
コ.毎日生菌材を投与している(ビオスリー、繊維分解菌、納豆菌、トルラミン等)
(3)改善方法(割合の多い順)
ア.強肝剤をよく使い、ビタミンAを与え過ぎない
イ.20ヶ月齢以降、週1でエサ半日切する(配合飼料)
ウ.肥育後半に、月1でエサ半日切する(配合飼料)
エ.嗜好性改善に稲ホールクロップサイレージを少量残餌に混ぜて与える
オ.ビートパルプを食べさせる
カ.残餌にソウフトシリカを振り掛け食べさせる
キ.チモシーをひとつかみ与える
ク.良く寝かせる
ケ.プリンペラン(消化器蠕動促進、要指示薬)を22ヶ月齢で投与する
コ.便が緩い時ビオスリー(胃腸薬)を投与する
サ.発酵バガス+麦ぬか1㎏を与える:22〜28ヶ月齢
(コメント)
(1)予防方法
大半が第Ⅰ・Ⅱ胃の恒常性を維持するため繊維分解菌数を増やしたり、第Ⅰ・Ⅱ胃の容積を増加させるために、とにかく粗飼料を多く食べさせるという狙いです。後者の過去の試験では、容積が80⇒120ℓと1.5倍に拡張された例もあります。
(2)改善方法
内臓を復調させるもの(①、②、③、⑤、⑦、⑧、⑨、⑩、⑪)飼料の嗜好性を改善するもの(④、⑥、⑦、⑪)等良く聞く事例です。



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