枝肉の瑕疵のうちズル、シコリおよびシミについて

枝肉見方・品質改善

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4.部分肉加工への影響

 部分肉、精肉への加工については、一般的には以下のとおりです。

  • ズル

体液の成分は毒ではなく、主体はアルブミン(血清たん白質)等です。加工において、調理場まな板が体液で汚れる等、作業は手間がかかります。使いづらい部分が多く、単価は伸びません。

  • シコリ

シコリのうちビタミンA欠乏による筋炎由来のものは、コラーゲンにより固化しているためトリミングにより除去し、精肉加工します。異常脂肪は、目視・手触りで可食・付可食を判断し、必要に応じトリミングして精肉加工します。廃棄部分が多い場合、単価は伸びません。

  • シミ

 見た目が悪く使いづらい部分が多くなるので、単価が伸びません。

参考文献

1)独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構.2009.日本飼養標準・肉用牛.中央畜産会.東京

2)石塚譲、西岡輝美、大谷新太郎、入江正和.牛枝肉瑕疵“シコリ”発生に影響する諸要因.日畜会報79.497-506

3)シコリ発生頻度の高いホルスタイン種去勢肥育農場の出荷時血液性状の検討および枝肉格付け時、枝肉解体時でのシコリ発生の有無による血液性状の比較、日畜会報80、341-348

4)松田敬一,黒毛和種肥育牛における血中VitaminA濃度と瞳孔反射の関係家.畜診療,47(4)

5)社団法人 畜産技術協会.2005.ビタミンAコントロールを用いた効率的肥育技術Q&A Vol.2

6)松田敬一、黒毛和種肥育牛に対するウルソデオキシコール酸の長期間低用量投与が血中成分と枝肉成績に及ぼす影響、産業動物臨床医誌.1(4).184-189以上

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