枝肉重量の大型化について(高増体血統をうまく飼うために)

共励会・種雄牛

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  (補足)仕上げ期のポイント(「テリ」の促進と「瑕疵」の抑制)

  「テリ」「シマリ」「キメ」は筋肉細胞中の水分を減らし、脂肪含量を高めていくことにより改善

  されます。「テリ」「シマリ」「キメ」の大敵は、ビタミンA欠乏、ルーメンアシドーシスや肝機

  能低下等による食い止まりやストレス(気温低下、日格差拡大、敷料泥濘化による佇立姿勢時間の

  長期化、騒音による驚愕、群内闘争激化など)による蓄積エネルギーのロスです。

  増体系の牛は予想以上にビタミンAを消費し、肝臓に負担が掛かっていることが想定されます。乾

  いた枝肉をつくると称して、稲ワラを減らすことはルーメンアシドーシスを誘発します。

  26ヶ月齢以降はビタミンAを1~2ヶ月おきに思い切って投与しましょう(30万~100万IU)。幹

  細胞から脂肪細胞への分化は終了し、脂肪細胞の肥大ステージ入っているので、肉色の悪化は心配

  ありません。稲わらも、しっかり給与しましょう。枝重が大きな産地は励行しています。これらの

  気遣いが「テリ」を促進させ、「シミ、ズル、シコリ」などの瑕疵の発生を抑制してくれます。

9.去勢と雌の違い

 (1)雌はビタミンAが切れにくい

  去勢より1ヶ月早めに,乾草給与を打ち切ってください。

 (2)雌は脂がつき易い

  去勢より粗飼料多給期間(前期)を長めにしてください。(1)との関連では,ストローや稲ワラなど

  βーカロテンが少ない物で延長してください。また、飼料のカロリーを落とし、脂肪への転換が少な

  い大豆かすなどたん白質を上げて下さい。

  (3)デンプンの多い高カロリー飼料の給与割合を低くしてください。肥育前期でのデンプン多給は,

  筋肉内脂肪より,筋間脂肪への脂肪付着を促進することがあります。

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