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4.対応策
前述した誘因となる外的要素・因果関係を考え、その抑制も考えましょう。
以下は、頻度降順にした対応例です。
(1)ルーメンアシドーシス(軟便・下痢、上図②)
ア.固めの粗飼料を与えます:稲ワラ,小麦ワラ,大麦ワラ,オーツ
イ.切断長を長めにします:15cm以上
ウ.朝方は配合飼料の前に粗飼料を与えます(粗飼料マットをつくって配合飼料の胃袋素通りを防ぐ)。
エ.生菌剤(ビオスリー,ボバクチン,納豆菌など)や珪酸製剤(ソフトシリカ,ミネキング など)を与えます。
(2)肝炎(灰色便あるいは緑色便、軟便)

(3)腸間膜脂肪壊死(糞量減少、チョコレート色、軟便)
ア.程度が甚だしいものは、獣医診断のもとに早期出荷します。
イ.飼料摂取量の減少が1割以内で継続的でない場合は、前述のルーメンアシドーシス対応に加え、ビタミンA を補給します。
ウ.ウシキン、ミネキング、ソフトシリカ等の山土が効果的であるという報告もあります。
エ.予防策として、肥育前期でしっかりと粗飼料を給与すること、血中ビタミンAを長期の超低位推移させないこととされています。
(4)腸炎(緑便、水様便)
第一胃での消化速度が早い配合飼料を給与規定量の1/2~1/3まで減らし、反芻を促進させやすい粗剛性のある粗飼料(稲わら等)を給与します。併せて、ビオスリー等の生菌剤を投与します。(両方とも最低1週間)



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