肥育牛の肝臓廃棄について

枝肉見方・品質改善

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※異化:体組織においてエネルギーを取り出す目的で、脂肪、たん白質等の大きな分子が分解されること。脂肪(中性脂肪)は3コのグリセリンが第一胃などで産生される脂肪酸が結びついたものです。

注)栄養不足以外にも、驚愕・闘争などの興奮や長時間佇立,寒冷等によっても異化が進むことがあります。

肝炎は重篤でない場合「肝臓は物言わぬ臓器」と言われるように、外見からは判断がつきづらく農家現場での生前診断が難しいものとされています(経費をかけて血液分析など定期検査を実施していると、ある程度の診断が可能とされています)。しいていえば糞便色の観察であり、胆汁の分泌量の低下で、糞便が灰色を呈してきた場合、発症の可能性があるとも言えるでしょう。

4.対応策

(1)血中ビタミンA低下による肝炎

ア.強肝剤の投与方法・タイミング

血中ビタミンA低下での鍋底となる16〜20ケ月齢で強肝剤の投与を検討しましょう。16〜20ケ月齢と幅があるのは、飼料給与体系や増体速度によって、血中ビタミンA低下での鍋底到達時期が異なるためです。

肝炎で失敗している生産者に聞くと

「ウシに症状が出てから強化剤を投与していたら、最後まで食い止まりがでなかったので、無投与とした。しかし、ズル・シコリが出た。」

ということを何例も聞きます。このことは、生産者にとって症状は見逃しやすい・識別しづらいということ物語っているのではないでしょうか。

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