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冨谷 尚博
1.はじめに
肥育牛の突然死によって、大きな被害を受けます。肥育の後期で、背割れして重量が乗り、期待された牛が、前触れもなく、朝,来たら牛房の中で死んでいたという例が数多く報告されます。非常に、悔しく、後悔しても、後悔しきれないものです。
肥育牛の突然死の原因は、さまざまです。
栄養障害・代謝障害面からの原因としては、急性鼓脹症、ルーメンアシドーシス、大脳皮質壊死症、腸間膜脂肪壊死症、グラステタニー、尿石症による膀胱破裂等があります。寄生虫・細菌によるものとしては、乳頭糞線虫、ヘモフィルス・ソムナス、クロストリジウム症等があります。それぞれの原因に応じた対策を行う必要があります。
2.一般的な発生状況
突然死が発生した農場をインタビューしたところ、以下の点が明らかになりました。農場の共通点としては、以下の点が上げられます。
(1)牛は飼料を良く食べるようになり、牛が丸くなり背割れしてきている牛が増えている。
(2)昼頃、飼槽を見ると、粗飼料がほとんど飼槽に残っていない。
(3)ビタミンAがそれなりに切れている。
(4)突然死した牛は、特に、目立った様子や前兆が見られず、朝,牛舎に行くと死んでいた。腹が膨れている牛もあった。生後25~28ヶ月齢の雌牛に発生が多く、もがいた様子もなく死亡していた。
(5)家畜保健所等に原因究明を依頼したが病傷名は、心不全が多く、原因不明が多い。



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