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(6)尿石症
(症状)
- 毛に尿石が付着する、②尿が水滴状に出るか、少なくなる、③腹を蹴る動作する
(対応策・予防策)
②肥育中期以降はビタミンA欠乏症に留意し、尿石治療剤(塩化アンモニウム含有固形塩等)と併用ビタミンA投与しましょう(例:5〜10万IU)。
※と畜時所見の、膀胱結石、尿石症は過度のビタミンA欠乏症起因が多いとされています。
③水槽・ウォーターカップの掃除と水弁のメンテを励行し、水量の確保しましょう。
④早期発見に努め、尿石症治療薬(ベコストン等)を投与しましょう。
(7)乳頭糞線虫
(症状)殆ど前ぶれもなく急死します。
(治療・予防)治療より予防です。年に1回は駆虫薬(アイボメック等)を投与しましょう。
(8)ヘモフィルス・ソムナス感染症
(症状)①40℃以上の発熱、②鼻汁を垂らす、③歩様がふらつき、起立不能となる、④昏睡後死亡
(治療・予防)治療より予防です。市場事務所でワクチン接種の有無を確認し、獣医師にワクチンを接種してもらいましょう。
(9)クロストリジュウム症
(症状)殆ど前ぶれもなく急死する。
(治療)①治療より予防です。菌の土壌汚染による感染が多いので、獣医師に相談して、土壌殺菌、ワクチン接種を実施します。②牛舎の導入・出荷時はできれば、牛房単位でオールイン・オールアウトで水洗洗浄、消石灰消毒を徹底しましょう。③牛舎常在菌であり保菌し無発症牛もいます。保菌しても体力があれば発症は抑えられる場合が多いとされています。そのために、尿石症と同様に、極端に血中ビタミンAが低下(去勢:30IU/dℓ以下、雌:15IU/dℓ以下)しないようにしましょう。低下牛を発見した場合は、速やかにビタミンAを適量(低濃度を様子見ながら多回投与)投与しましょう。
(参考文献)
内藤善久ら、生産獣医療における牛の生産病の実際、文永堂出版株式会社(2000)
J.M.Payne,元井葭子ら訳、牛の栄養障害と代謝病、チクサン出版社(1991)
荒波隆一ら、家畜衛生 生産性向上ヒント集、全国農業協同組合連合会(2010)
阿部亮ら、日本飼養標準 肉用牛 2008年版、中央畜産会(2009)
坂本研一ら、ウシの病気、家の光協会(2000)



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