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(3)西日対策
夏の西日の強さは2~3kwh/㎡4)と10畳前後用の石油温風ヒーター並みになることもあります。そのため、午後から差し込んでくる輻射熱侵入を緩和するために寒冷紗やよしずを設置することは防暑対策として効果的です。
<遮光ネット=寒冷紗の効果例>
日当り良好なベランダで試験例
| 遮光ネットの有無 | 気温(寒暖計で測定) |
| 無 | 47℃ |
| 有 | 34℃(マイナス13℃) |
注)遮光率70%の寒冷紗
西日の影響は、測定方法の違いで日最高気温には表れませんが、飼料摂取量減少へ及ぼす影響は想像以上に大きいことが知られています。夏を越した牛舎西側の出荷成績が悪い時は、環境をチェックしてみてください。
これに対し、遮光ネット(寒冷紗)は低コストで(インターネット通販では、遮光率7割、2.0m×10.0m安売りで約5千円程度の例もありました)効果があることがわかります。
扇風機を併用して相乗効果を上げましょう。
(4)貫入熱対策:石灰乳の屋根への塗布
黒色の屋根は熱を吸収しやすいことは知られています。また、屋根で吸収された熱は、輻射熱として、牛舎内へ放射されます。このため、防暑対策として、屋根表面での太陽光(輻射熱)の侵入緩和や、屋根裏の断熱は効果的です。
ア.屋根表面への石灰乳塗布する事例
スレート屋根の場合は,白色セメントと石灰と木工用ボンドを混ぜて屋根に塗ります(水200リットルに消石灰60kg,白セメント,木工用接着剤少々)。
イ.屋根裏に寒冷紗を設置する事例
屋根裏空間に余裕がある場合、屋根裏に針金などで寒冷紗あるいは発泡スチロール板(0.5~1.0cm厚)を全面に吊り下げます。寒冷紗・発泡スチロール板と屋根の間は最低でも30cmぐらい間隔をあけます。西日同様に、屋根に溜まった太陽熱の貫入を抑制します。
当然ですが,換気扇は設置して通風してください。
参考文献
農業・食品産業技術総合研究機構.2009. 日本飼養標準 肉用牛(2008年版).中央畜産会
黒肥地ら.1991.肉質重視型肉牛生産システム実践マニュアル.全農畜産事業本部
全農飼料畜産研究所報告
前真之.2015.エコハウスのウソ増補改訂版
以上


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